INSIDE PROJECT CREATIVE Ambient
HOTEL INSIDE

[内側というイメージ]
まず意識したのは、ホテルの内側と外側です。ここは建物を隔ててホテルの内側なんだということを意識しました。
このホテルに一歩足を踏み入れたら、いつもとは違う安らぎとか、ここへたどりついた満足感を味わえるみたいな。そんなムードはできないだろうかと。言葉にすると「絶え間なく包み込むような、くつろぎとおもてなし」といったところです。

 

[時間という概念]
ここに流れる「時間」も重要な要素でした。たとえばひとりの宿泊客がロビーにいるのは、比較的短いある区切られた「その時間」にすぎないけれど、イメージの中ではこのホテルのムードが「絶え間なく」連続しているように感じるような時間の流れ。ロビーで流すための音楽を Go Hiyama(LisM/Artist)とのコラボレーションで作りましたが、最初は朝、夕方、夜、深夜の4つのシーンをモチーフに、「一日の変化を表現する」のではなく、「その時間のAmbientをイメージしたサウンド」を模索するトライアルを行いました。

[シンボリックなものと充満するもの]
グラフィックインテリア、家具のカラーコーディネートなどでは、スタティックな(静的な)アプローチで、この空間に存在するとてもゆるいシンボルとしての役割を持たせてみようと考えました。このシンボリックなものと、それらの間に優しく充満する「内側」と「時間」を意識した美しいサウンド。大きくはこの2つの要素で hotel inside の Ambient Design は構成されています。

 

[HOTEL INSIDEの魅力]
ホテルは山と海とに囲まれ、しかも周囲に高い建物がないので、視界を遮ることなくまるでパノラマのような景色、広大な空に囲まれています。映像制作のために、最上階で夜空を撮影をしたときには、頭上を覆い尽くす星空に、改めて宇宙の中暮らしていることを実感させられました。このダイナミックな世界に取り囲まれている「内側」を意識することでビジュアルの表現が膨らみます。
もうひとつはこのホテルのエコを意識した運営姿勢などから感じる力強い優しさです。実際にこうしたイメージは、マークのデザイン各種サインのデザインなどに強く反映されましたが、こうしたグラフィックエレメントをシンボリックに活用していくなど、ホテルの持つアイデンティティとの連携を意識することも重要なポイントでした。

[透明感という個性]
シングルルームの設計に象徴されていると思うんですが、たとえば透明ガラス(強化ガラス)の活用がユニークなんです。バスタブはなくてその分大きくゆったりしたシャワーブース。しかもブース自体がガラス張りで、部屋全体が透明感のある広々とした空間として感じられます。この合理的で美しく、部屋の設計自体がおもてなしをするようなイメージ。こうしたこのホテル全体に感じられるほのかな透明感からたくさんのことがインスパイアされました。


そこにいる人の視覚にそっと映り込むスタティックでシンボリックなエレメントと、それらを包み込むようなサウンドを作る。そしてこのホテルならではの優しさの力強さが、出しゃばらずにそっと時間に溶け込む絶妙なバランスを模索する。そんな印象のユニークでとてもエキサイティングなプロジェクトです。

PROJECT:RESOURCE
Go Hiyama
Gopha
HOTEL INSIDE

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